初登場


今日2006年8月14日は老輩にとってこのブログでの
初登場の記念すべき日であります。

生を享けて75年、4分の3世紀を生きてきた一人の日本人
男性として、このブログを通じて余す人生を語り合う場が出来れば
と考えている次第です。

人生も残りの方が少なくなると、人は色々なことを、特に自分の
人生について考えるようになるものです。それが哲学的思考を生んだり、
宗教的方向性を与えられたりするようですが。

今盛夏の真っ最中、今年は日照が梅雨明けの遅れで不足したので、
蝉の鳴き声が聞こえたのは7月の22日でした。 それから猛暑が
やって来たので蝉たちは精一杯鳴き出しました。朝など耳が痛くなる
ほどのボリュームです。
昨日は早くも今の蝉集団に代るツクツクボーシの声を耳にしました。

蝉は一生の大半を地中で過ごし、地上に出て短期間に次世代の卵
を産み付けて一生を終わるわけです。見たこともない世界に出て
きて、短時間の中に次世代の準備作業をやるという自然に備わった
動作に感嘆するとともに、老輩も彼等が成し遂げるような、なにか
次世代に残すべき何かがないかと、思考するばかりで、一向にその
何かが探せないもどかしさを感じています。

残っている何年か、何十年か、神のみぞ知るわが生をいとをしみ
ながら、大切に使っていきたいと思う今日この頃なのです。

初登場の辞としては、少し感傷じみたものになってしまいました。

では、皆様今後ともよろしく。